母なる川、帷子川の水源

お客様廻りをしているなかで、若葉台隣の上川井町にあるという 【帷子川の水源】と言われる看板がありました。

この水源に関しては、賛否両論ありますが、折角なので歩を進めてみました。

これを、帷子川の水源と称するには、ちょっと・・・という感じ。

実は幼少時代から【水源探し好き】の私は、伊勢神宮にお参りに行った際に、急に何かに呼ばれるかのように、五十鈴川の水源を求めたくて、長男と二人して水源を見つけ、岩盤から滴り落ちる水を飲んで、とても心洗われた経験があります。

【帷子川の水源】に、話は戻りますが、

【水源】と呼ばれる水上に、このような流れが続いていました。

この辺りは、かつては大貫谷戸と呼ばれ、マンモスの若葉台団地が出来るまでは、自然のままの土地でした。開発で小川の流れは変わってしまったようです。この奥は私有地のため、これ以上行かれません。

一方で、忘れてはならないのは、今は閉鎖されつつある上瀬谷通信隊基地(アメリカ領・かつては大日本帝国海軍の重要拠点)が、帷子川では一番遠方にある水源と、私は考えています。

相模の国、瀬谷区との境界沿いをその小川は流れ、旭区側は、日本初のゴルフ場として今も名門の保土ヶ谷カントリー倶楽部(元は現横浜国立大学の敷地にあった)と、米軍基地との間を縫っています。

小学生の頃に、やはり源流を求めて、友達と、自転車・徒歩でどんどん進んでいきました。
(子供だから、治外法権という概念自体を知らずに、心のままに)
かなり、奥地まで水の流れがあるのです。

気が付けば、銃を携えたアメリカ軍人二人に、何か話されていました。

どうも、入ってはいけない場所に入りすぎていたようです。
Sorry的な言葉を残して、一目散に、慌てて逃げたのが昨日のことのようです。

※陸上自衛隊富士演習場、須走付近を学生時代に、知らずに奥深くまで入って、夜にダート走行していたところ、前方に赤い光が。
気が付くと、私に照射されていました。
【なんだ?】
ライトを、ハイビームにしてみたこところ、すぐ目の前に戦車が。
しかも、砲門がこちらを向いているではないですか。
【ヤバい!】
友達と大慌てて逃げ出しましたが、帰り際に振り返ると、立ち入り禁止の看板が。
夢中になると、目の前が見えなくなってしまっていた若い頃、相手(自衛隊の方々)の敷地で、本当に失礼だったと肌で感じた瞬間でした。

少しだけ、車を移動して、一応、横浜市に所属している旭区がわかる場所に。

旭区の北側地区の方々なら、絶対に知っている工業用水路。

これ、【京浜工業地帯方面に水を送る工業用水路】です。

上川井町から、若葉台団地に行く際に、くぐる神奈川の景色100選の緑の水道橋。この水の流れの上流は、亀甲山(かめのこやま)。

上流側からの景色です。

【大貫谷戸水路橋】

相模湖・津久井湖から取水した水を、相模原市を延々と流れ、川井(亀甲山浄水場
)から、尾根伝いに、鶴ヶ峰浄水場をえお経て、保土ヶ谷区にある西谷浄水場へ向かいます・

一方、国道16号線と、少しくねった旧道に沿うように貫いている水道道(すいどうみち)は、飲料水用の上水が流れています。

旭区は、大昔か重層的に、密かに交通の要衝であると同時に、帷子川・尾根伝いの高い所の工業用水路、低い場所を水道水の大動脈が通る場所もあります。