タイル部、ナノ粒子塗装(染めQ)で

地震等で、『タイルが落下して、通行者にご迷惑を掛けられない。』という理由から、2階部の壁タイルを撤去し、壁の強度を高めながら、軽いガルバリウム鋼板にした店舗でしたが、

2階サッシ下端と、テントとの間に残った、タイル部が、まるで色の違う劣化したコーキング部と、一部剥離したタイル部が、他が綺麗になった分、逆に目立ってしましました(改修工事に関しては、新しくなった部分以外の箇所が、かえって目立ってしまうという難しさがあります。

さらに、ここを普通の塗装で仕上げると、新たな塗膜で外側に引っ張る力が働き、タイル自体が、剥がれやすくなるという欠点があります。

そこで、以前から気になっていたナノ粒子【染めQ】で表面に浸透するように塗装できる材料を選定しました。
(株)染めQテクノロジイ(建築塗装では、ミッチャクロンで有名)

責任感ある塗装屋さんほど、このような箇所の塗装作業をしたがりません。
(塗料の性質を知っているがゆえに)


塗装出来ないものは、水と油と、爬虫類だけらしいです。(私は爬虫類だっけ!?)

しっかりと、マスキングして、3度塗りしました。(一度では、凹凸部、タイル目地部が上手く塗りきれなかったため)


3時間ほど経過すると、艶が落ち着き、さらに、少々濃く沈着しました。

その後、定休の日曜日に足場をばらし、無事に完成です。

A様、誠にありがとうございました。