気になる線状降水帯・地震雲

このたびの西日本を中心とした、集中豪雨による甚大なる被害を被られた方々に、心より遺憾の念を抱いておりますが、
1年ほど前から、ゲリラ豪雨の原因の一つとして、取り沙汰されている【線状降水帯・帯状降水帯】と、【地震雲】が気になって、気になって、よく天を仰ぐことが多くなりました。

数日前のこの写真。

近頃、地震の前に常に見てとれる地震雲。
これは、飛行機雲ではありません。

そして、その奥の地平線沿いに、線状降水帯を引き起こす、積乱雲に目が離せません。

この時は、南方と西方にやたらと多くの積乱雲。ほどなく黒い雨雲が幾筋も雨を降らせながら、通過していきました。

そして、千葉県長南での地震も。

我が社(横浜市旭区)から、東京方面にも時期に似合わず積乱雲。

その後、雨雲ズームレーダーと、にらめっこしていると、やはり東京よりも先の地区で、しばらく線状降水帯が留まり、それなりの大雨でした。

ひと昔前は、このような雲は見なかった。
日本というよりも、地球規模で確実に変化していることを実感しながら、「何とか、ならないものか!」を考えるように。

そして、皆様同様に、建築に係わるものなら、気を揉んで仕方ないのが地震。

当社のある地は、『歴史は繰り返す』ではありませんが、古東海道の一つと思われる中原街道、日清・日露戦争時に日本の外貨稼ぎに一役買った【絹】、そのシルクロードであった八王子往還(現国道16号線)。さらに、中世は、【いざ、鎌倉】の鎌倉街道中の道(初期に開発され、脇道も幾重にも南北に。

そして、今は、羽田空港・成田空港・厚木飛行場・横須賀の空母からの飛行機が、真上を交差して通過していく交差点になっています。
ここからの空で、大陸・半島情勢を一早く察知出来てきました。

しかし、この写真の雲は、飛行機雲に見えますが、違うんです。
地球内部の磁場から放出されたと思わる痕跡と考えます。
一般的には【地震雲】の類なのでしょう。

これらを、眺めながら思います。
『この辺りは、日本の他の地域と比べて、平穏な時期が長すぎる』と。
明日は我が身 以上に、もっと大きなインパクトがあっても不思議では無い。
エネルギー充填中という感を受けます。

ただし、建物の『困った』には、なるべくお金を掛けさせないように、
最大限の努力はしていきます。

一方で、『新築工事』には、このような時世から、心からのお薦めはあまりしていないのが事実です。新築・引渡しをして、その次の日に、関東大震災のような地震が起きたならば、その方が可哀想なので。(やはり、何かしらの影響を受けることになると考えます。免振・制振工法でも、絶対は無いので)

それなりの大きさの地震や、火山活動、プレート活動が起きて、おさまるまでは、今ある建物を大事に気遣い、次世代へもバトンタッチできる修繕・リフォームをメインの柱に置かざるを得ないかなと。仮に新築でも、直しやすいものを提案する準備は出来ています。

小さな小さな建設会社ですが、世のため・お客様のことを考え、先々を読みながら、なるべくは無駄遣いさせたくない という大きな想いを常に持って活動しております。

P.S. 本日、横浜市瀬谷区から、大和市、座間市、相模原市と、線状降水帯・帯状降水帯が長く留まり、1時間当たり、60㎜~80㎜の大雨で大変なことになっていたようです。
これまた不思議なことに、旭区は相鉄線三ツ境駅に近い付近のみが、軽く雨が降り(元相模国鎌倉郡の境の小高い山で遮られるようです)、当社の旭区今宿西町・都岡地区は、かすかなパラパラ雨が降っただけでした。
そうは言っても、いつ、ゲリラ豪雨が来るか分からないので、急傾斜地区・帷子川近辺(元々あばれ川で、鎌倉武士が足止めをくらっています)の低い土地の方々は、注意が必要です。