疫病には、【蘇民将来】

伊勢の国(三重県)で、住居の入り口で数多く見かけた【蘇民将来子孫家】と書かれた護符。

Wikipediaによれば、【蘇民将来】とは、『疫病を除いて、福を招く神として信仰され』、武塔神(むとうしん・スサノオ)が、旅の途中で宿を乞うた際に、裕福な兄は、それを断り、弟の蘇民将来は粗末ながら、もてなしたたため、茅の輪(日本中の神社での茅の輪くぐりで有名)を授け、彼の娘にそれを付けさせ、その娘以外の弟の一族が疫病で亡くなった際に、茅の輪を付けていた娘は助かった。

主に、スサノオ(素戔嗚尊)を主祭神として祀る神社で、【蘇民将来の護符】が配布されています。

スサノオは疫病の神様としても有名で、京都祇園神社(八坂神社)での祇園祭も、このスサノオ神によるお祭りです。(スサノオの存在は、古事記・日本書紀での記述では、ヤマタノオロチ伝説で有名でありつつも、姉の天照大神との関係では、悪さをして、高天原を混乱させ、爪を剥がされて霊力を下げられたうえで、地上に落とされたことになっている一方で、樹木の神、疫病の神として今も日本各地で大切にされている神様。私的には、現在のイランのスーサの王か、その末裔と感じられます。それ以前の先祖は・・・)

疫病新型インフルエンザ(COVID19)で、世界中の方々が苦しんでいますが、スサノオの神様を畏敬して、世界の人々(生物)を助けて欲しいと心から考えております。

※写真は、【蘇民将来子孫家】から、発展して【千客万来】になったものと思われます。