NODAのフローリング
    【ラスティック フエイス リッチ JベースVC】
    
    フローリングでは、珍しい『アカシア』の突板(表面がアカシアをスライスしたものが貼ってある)。
    
    天然木材が以前ほど、潤沢に確保しにくいため、突板でも高級品。
    ここ最近は、MDFにシート貼りのシャアが大きくなっています。安いし、掃除が楽だし。
    
    こちらは1本溝。
    
    何せ、さわり心地がとても良い。
    
    今すぐにでも、我が家のリビングに張りたいと思うほど、フローリング独特の【冷たさ・ツルツル感】が無い。ただし、我が家では、ガス温水式床暖房が入っているため、それが壊れない限りは、張り替えができない。
    残念です。
    
    施工側の本音を言えば、天然無垢材を提案・使用したいところですが、天然木はさらに高額な点と、反り・ねじれを許容しなければならず、肌触り(足裏の踏み心地)、木材自体の呼吸も狙いの一つで、メンテしやすいように、ウレタン塗料等で表面が保護されている物もありますが、正直なところ、残念な使い方だと思います。
    無垢を存分に味わいたい、なおかつ、表面の保護のために、蜜蠟(みつろう・ミツバチが集めてきた蜂蜜が主原料)WAXを使用するのもありですが、少々手間が掛かります。 
    
    NODAさんの凄いところは、あえて、時間の経過と共に色合いが変わることを明記。
    
    さらには、色柄を無理に均一化していない点です。それも【味わいと】。
    
    営業の方いわく、右上のアカシアのフローリング柄が、若い方々から支持されて、一番売れているらしいです。
    
    さすがは、若い人ほど、見る目があるなと感心させられました。
    
    我が家のフローリングの上で、カタログを置いて写真を撮り始めたら、猫(あんず)が、すぐさま、乗り始めました。
    
    (猫の生態を、ずっと見ていますが、心地よいところ、暖かい場所を見つけ出し、そこでダラダラ寝ています。人間には無い、特殊なセンサーを持っているものと仮定しています)
    
    時間の経過で、深み(色が濃くなる)・味わいが出てきます。
    
    家族がとても楽しみに観ている、TBSの日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』で、主人公の夏目邸で、美術協力として、採用されているそうです。
    (夏目邸は、建築屋としても、自然に溶け込む感じ、居心地が良さそうだなと、以前から気になっていました)
    
    『半沢直樹』、『VIVANT』の大ヒット作に比べて、派手さは少ないですが、非常に見ごたえのあるドラマです。推しドラマです。
    
    よって、将来的に狙った雰囲気より、1ランク以上薄めの色柄にするとよいでしょう。
    
    今時の提供される新築は、その時が【完成系】であることが多く、微妙に変化(進化)していく様が、あまり見受けられず、【味がでる】という喜びよりも、ただただ劣化していくケースが多いように思います。
    
    by 株式会社ノダ 1902年創業の歴史ある会社です。
    
    気に入ったらしく、そのまま占拠されてしまいました。邪魔するなよの上目づかい。
    
    そうそう、表面がツルツルしておらず、少し粗目を残してくれているため、猫も滑らずに心地よいのでしょう。
    犬ならば、室内で脱臼するケースがあるので、これなら、彼らの身体には優しいと思います。
