12月3日に合格発表があった、二級土木施工管理技士の学科試験に、2人が合格しました。
娘の小川名詩は、2月発表の実地試験に受かっていれば、2級土木施工管理技士になれますが、
息子の小川名輝心は、実務経験がぎりぎり足りず、今回は、学科試験のみです。
私が持っている1級土木施工管理技士、1級建築施工管理技士の資格により、多くの建設業許可の看板を持っていますが、
2級土木施工管理技士補 という国家資格を、若手2人が取得したことにより、今後、実務経験と、勉強を重ねることにより、私以上に資格を取得し、現場に生かし、当社の先々の発展に繋がれば嬉しい限りです。
建設業界は、人手不足が深刻な中、良質な施工が求められていることもあり、各種試験が難しくなってきており、さらに出題傾向も毎年、何かしらの変更を伴っており、さらなる人材不足、後継ぎ不足により、廃業する工務店が激増していくものと考えられます。
お客様としても、資格が無い方よりも、ある人に依頼する方が、安心感がまるで違うと考えます。
職人さんは、暑い中、寒い中、雨の中に係わらず、そして3Kはある程度仕方なく、若い人の成り手が非常に少なくなっています。
さらに、これまでの職人さんが、高齢化により、退場されていく話をちょくちょく聞いておりますが、
それ以上に、深刻かもしれないのは、我々管理側の人手不足なのかもしれません。
公表される名目賃金において、建設業はそれほど悪くない数字で推移していますが、お客様のご要望の聞き取り・展開、良質な職人さんの確保、工事段取り、工事中の調整、現場管理、工程管理、安全管理、資材の早めの発注、積算、ゴミ片付け、職人さんと違い、5時で終わる訳では無く、帰ってからの発注、書類作成と、まず、完全なるホワイト企業と胸を張れる状態では、まだありません。
正直なところ、建設の管理側はやること、学ぶことが多く、ストレスも多く(人により耐性の差はありますが)、入社してくる新人の離職率が、昔から高い傾向にあります。
(頑張ってみて、適性が無いと感じたら、ずるずると続けているよりも、早い段階で他の道を選ぶ方が良いと思う方々も多々あります)
そうは言っても、お客様から信頼を受けて、お仕事を頂戴している以上、それを裏切る訳にもいかず、誠意を持って対応している限り、多少大変でも、【働くこと】を、せめて喜びを見いだせる環境を皆で作り、後輩方が、育ってくれることを、心より願うばかりです。
頑張ってください。今後が楽しみな若者たち。
