とあるお寺の弁天池。
石積みされた何処かしらから、水が漏れているようで、写真右側の通路が濡れています。
水漏れにより、池面の水位が低下し、
中にいた、金魚は酸素が欠乏したためか、亡くなられてしまったらしい。
ドジョウさんは、生き残って、工事前に住職様方が、先に救い出してくれていました。
要は、小さな生き物といえども、殺生を避けたかったようです。
本来、池の水面は、奥にみえる塩ビ管上部で、溢れた水は、オーバーフローするようですが、明らかに低い状態です。
先ずは、水が供給されている、滝上段の水を抜いて、
池の水を抜き、
高圧洗浄と、細部の清掃をしていきます。
灯篭型浄水器があった箇所は、窪み があったため、しょう油チュルチュルで、排水。
完全に、乾かしたいところでしたが、途中で雨に降られてしまい、送風機を使用して強制乾燥しました。
FRP防水の下地を塗り付けていきます。
(金魚やドジョウに影響が少ないように、食品衛生法の基準満たした素材を選定しています)
厚手のガラス繊維。
石垣の凹凸に合わせて貼り付けていくため、適度な大きさにちぎっていきます。
下地が乾く前に、ガラス繊維マットを貼り付け、その上から樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)をたっぷり塗布(含浸)して、一体化させていきます。
FRPの硬化速度は早く、一体化させる意味からも、二人がかりで、素早く進めていきます。(池底面も)
これを、2回作業します。(2層・2プライ)
このあと、自然な雰囲気の演出と、FRP防水の端部のめくれを防止、さらなる防水の意味から、防水モルタルを塗りこんでいきますが、
モルタルの喰い付きが良くなるように、【砂】を付け、グリップ代わりにします。
一度、確認の意味で、水張試験を行いましたが、石と石のせめぎあう箇所や、入り組んだところは、毛水管現象で、水を吸い上げてしまい、水漏れのリスクがるため、
再度、樹脂パテを塗り込んで、ガラス繊維を樹脂と一緒に塗り込みました。
奥側まで、入念に。
砂付けを再度行い、
こんな感じで、入り江まで施工。
ある意味、枯山水のようで、これで終わっても良さそうですが・・・。
次は、モルタル工事。
接着剤(ハイフレックス)を、池全体に塗布。
細部の落としが無いように、さらに、FRP端部よりも少し高い位置まで、防水モルタル塗り。
このモルタルも硬化速度が、比較的早いため、両端から、丁寧かつ急いで、塗り込んでいきました。
乾燥による繋ぎが出来ないように考慮しましたが、間に合いました。
水が漏れだしてきていた通路も、劣化していたので、薄塗りしておきました。(これにより、水が止まる訳ではありませんが。防水は内側で止めていくのが基本なので)
再度、水道水で、水張り試験。
前回の水張り時に、時間短縮のために、水道水と共に、隣接する井戸水を利用していましたが、途中で水が枯れてしまいました。
(約2.5㎥の池の水量、さらには渇水期ということもあったとは思いますが、井戸水を使用しないでおいたところ、水が溜まったようで、一安心)
所定の水位まで、結構時間を要します。
灯篭、カエルの置き物、灯篭型浄水器を戻し、水漏れも無く、一安心です。
このあと、モルタルのアクも出るので、3回程度、水の張り替えをしていただき、水生動物を戻して下さるようにお願いしました。

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