鶴ヶ峰本町付近を、通行される方々にご協力いただきました

先日の記事で、保険工事のOKがでる前に、パラペットが倒れないための緊急修繕をしておきましたが、一昨日の夜に、鑑定士さんと話をして、30分後には、許可が出たため、足場を掛けるための道路占用・道路使用の申請を済まし(許可が下りるまで、日にちを要します)、それがまだ終わらないうちに、あらかじめ製作・段取りしておいた部材で、本日作業をしました。

少々、危険な作業ながら、二次災害が起きるのを、見て見ぬ振りができないために、リスクを伴ないながらも断行し、鉄骨屋さんと頑張ってみました。

建築当時のものと思われる、小さなパラペットの柱部と、倒れ掛けそうなパラペットのC型鋼に、異形鉄筋の先に回転させて、はまるような材料を製作・とめて、こちらにL型のフックと、コーチ二本どめの上、ターンバックルで、5本を均等に締めあげていき、先ずはバス通りに倒れない作業に成功。

(ここは木材が多く使われているので、溶接作業は、火事の元なので、出来ない。よって、あらかじめ計測、考案して製作加工しておいたものを取り付けるしか手法が無かった)

予定していた通りに、ことが進み、二人してニンマリ。

続いて、バス通りに2トン車を止めて、歩道を歩行者が通行できるようにしつつ、バスをはじめ、多くの車が無事に通行できるように、出来る限りの安全策と、交通誘導。

短時間でできると踏んだのが間違いでした。
内部を開けてみると、下から、少しづつ積み重ねたミルフィーユ状態で、メンテナンスのことは考えられていない入り組んだ構造だったために、皆様にご迷惑をお掛けしました。(ご協力いただきました)

 

約2週間後には一緒に取り壊してしまう材料なので、最低限の材で、それぞれの長さに合わせて、切断。

2つのジャッキでL型アングルを支持点に押さえ、土間部は、仮の仮の部材で上部の重みを支え、ジャッキを外して、鉛直下に力がかかるように、溶接し続けました。

パラペット上部を固めた分、道路側へスライドしようとする力が働くため、そこはアンカー止め。

3本の支柱が建ちましたが、それぞれを根がらみのように、溶接。

上部も、それぞれが一体化するように、溶接。

鉄骨屋さんの作業も終わり、代わりに軽トラックを横付けし、防護カバーを取り付けて、周囲を掃除して、工事に入るまでの期間の対応策が何とかできました。

夕方まで掛かってしまい、警察の方も含めて、皆様にご協力・ご理解いただき、ありがたい限りです。

このあと、道路向かいの方から、『これで今日は眠れるだろ』

「いや~、本当にその通りです」

何かあったらという危機意識が非常に高いビビリの私は、日に日に、沈み、傾いていく重たいパラペットを見るにつけ、正直なところ、布団でしっかり寝れなかった(椅子の上で対策を考えながら、寝落ちする日が多くなっていました)。

先ずは、一安心です。住まわれているお客様も、周囲の方々も。