これは可哀そう。トップライト廻りからの雨漏り

トップライト(天窓)周辺から落ちてくる雨垂れにより、キッチンは大雨のたびに水浸し。

昨年の台風前先日に、ご連絡をいただき、天井裏を覗いたところ、こんなひどい状態に。野地板部分。
(ツーバイフォー工法の大手によるもの。)

天井の照明器具からも、水が漏れてくるという危険(漏電のもと)な状態。

照明器具を外したら、天井クロス紙だけでなく、石膏ボードもふやけています。

ちなみに、野地板(屋根材の下地板)の手前には、モノコック構造ゆえの木質パネル。

建築以来、何度も雨漏りに悩まされたようで、このように、ドリルで何発も穴を開けて、その上部が見られるようにした痕跡。

当然、トップライト周囲の壁紙も、剥がれだしています。

屋根に登ってみると、高級なコロニアル、クボタのアーバニー。

大丈夫かな、明日の台風までに間に合うかな。

危険な場所ながら、総務部長にもSOS。

しかし、さらに、不幸が襲いました。


この箇所を、カッター入れ(orカワスキ)で、切れ目を入れて持ち上げて、排水を促そうとしました(ここに隙間が無いと、毛細管現象で雨水を引っ張り上げてしまい、結果雨漏りを誘発しやすい)が、

【硬い!】どうにもならない。

変則的デザインのコロニアルを壊さないために、大きめのカワスキを直ぐに買ってきて、ハンマーで叩きながら、やっとのことで、隙間を確保。

この屋根に塗ってある塗料、間違いなく防水材でしょ。同じ建築屋からしたら、頭大丈夫?という施工。
雨漏りを止めたい気持ちは分かりますが、問題外。

防水材ゆえに、良く滑るので一歩間違えれば、私達も落下してしまうので、態勢を整えながら、しかも手が痛くなるほど硬いので力作業。
一枚一枚すべて。

こうして、夜までかけて、台風前に間に合わせ、無事に雨漏りはしませんでした。少しのあいだは・・・。

先に図面を見せてもらい、安心していたのですが、実物を見てガッカリ。

図面では、天窓として極めて信頼度の高い、デンマーク製のベルックスの天窓の筈だったのに、今はトステムと合併後、LIXILに名称変更されていて、かつての部材の欠品が相次いでいる【新日軽】製じゃん。

20年以上前の、日本のサッシメーカーの天窓で、何度も痛い思いをさせられてきたので、この天窓も、その周囲の板金もダメかもなと・・・。嫌な予感は当たってしまい、この夏に天窓・野地板とやり替えることとなりました。

以前から、設計者の入っている(設計料をちゃんと支払う)大手ハウスメーカーだからといって、信用ならない所もあるという一例です。直し方のレベルも低いし。お客様は高いお金を出しているのに、可哀そう過ぎます。

結局、こんな感じの作業に。なるべく最低限の金額で出来るように考えましたが。

当初は、ベルックスを計画していましたが、現在は、日本製でも絶対問題ないと、サッシ屋さんが強調するので、LIXIL製を入れてみました。
これで、雨漏りしたら、それなりに損害費用は見てもらうつもりです。大手建材メーカーでも、性能自体が悪いものに関しては、サラリーマン時代から、必ず弁償してもらってきています。私は。
それだけ、建築材料・建築設備に関しては注意が必要。100個の製品が、鳴り物入りで新発売されても、残るのは10個あれば良い方。
リコールは余程の事が無い限り、自動車業界のように、リコール認定されず、ひっそりと姿を消していくのが常套手段。そんなだから、あまり文句を言わない建設会社・工務店は、泣き寝入り状態で、その積み重ねで経営に影響を及ぼすことがあります。だから、建築屋は、商品選定を安いだけで選んではダメだし、いざ時に、シッカリと、そのメーカーとタフネゴシエートできるスキルと、度胸が必要だと信じています。購買や設計・工事の誰かが、袖の下をもらっていたら大変、苦労しますが。だから、会社への背任行為は、結果として会社を、遅かれ早かれ潰してしまう可能性が高いのです。特に中途半端に大きい図体の中小は。

まあ、今回のLIXIL天窓、納まり上、大丈夫でしょうけど。