塗装替え工事、【養生・ようじょう】は重要です

〔養生〕
① 施工・塗装中に他が傷つかないように、敷物・養生シートで覆うこと。
また、塗ってはいけないところを、養生テープ等でマスキングすること。

② 第三者・ご近所へ迷惑が掛からないように、メッシュシート等で、塗料・材料・破片等が、飛び散らないように、すること。

こちらでは、お隣にお断りしてから、自動車に養生カバー。

こちらは、ミニバン用の大きな養生カバー。

近頃の養生カバーは、不織布で肌触りがなめらかなため、問題ありませんが、
超高級車、車の塗装自体が少し弱い外国車の方などは、これで覆われることに、抵抗を感じる方もいらっしゃるので、カバーしても良いかの確認作業をしています。

※日本車は塗装技術に優れ、傷つきにくい定評がありますが、一方で外国車のベッタリ塗ったような塗装の感じも、私は味を感じて好きですが。

同様に、イギリス製F&B社、アメリカ製シャーウィン社製の建築用塗料は、機能性では日本ペイント社や、関西ペイント社の方が優れていると聞きますが、外国製の塗料は日本では出せない、味のあるカラーを提供してくれるので、特に室内用としては、建築マニアさんはチェックしたほうが良いですよ。

シーラー(密着性を良くする下地材)を塗り、水性シリコン塗料を塗り始めた写真ですが、

外壁下部の方は、1日以上掛けて、養生用マスキングテープと、マスカー(養生用ビニールにテープが予め付いていて、広げて使用)で、外壁に使う塗料が付着してはならない部分をしっかりと養生してあります。

地道で見えない作業ですが、これを怠る(手を抜くと)と、それなりの仕上がりとなります。

次回の塗装替え時にも、前塗装の養生の良し悪しで、リカバリーしきれない場合がありますので、注意が必要です。

私自身の持ち物、所有物に関しては、かなり大雑把ですが、お客様の建物に関しては、厳しいようで、「小川名さん、細かいところまで、あまり見ないでよ」と、職方さんによく言われます。
工事を請け負うには、それが基本だと考えております。後々、恥ずかしいし。