コーキングの打ち替え、下り棟板金

この大判のALCのジョイント部。
大きくコーキングされていますが、雨仕舞的にそろそろ寿命なので、塗装替えの前に、コーキングを除去。

昔はカッターで、力づくで少々危なっかしく除去していましたが、

近頃は、インパクトで、ダーっと取ることが出来ます。

インパクトのビットを、専用のものをセットして、左右によって、正回転・逆回転をさせながら。
(カッターでの施工の方が、接着面がキレイに取れるという意見もあり、よく見極めていこうと考えています)

その後、プライマー(接着剤)を塗って、3面接着にならないように、コーキングを打設(注入)して、ヘラで、仕上げていきます。

この後に、塗装して、外壁だけでなく、コーキング部にも塗膜を乗せるので、紫外線・風雨からの劣化を防ぐことができます。

一方、先行して進めていた屋根の重ね張り工事。

下り棟の板金部が、のちのち悩みどころで、スクリュー釘(抜けにくいようにスクリュー状の形状)で、下地の貫板に打ち込んでも、
暑い日に、棟板金が膨張して伸び切った際に、釘もつられて、一緒に抜けてきて、夕方以降に気温が下がり、棟板金が縮むと、釘は貫板から抜けたまま、元には戻らない。

今回は、ステンレスビスで、揉んで、抜けにくくしてみました。

また、横樋(よこどい)は取り付けましたが、塗装が終わるまで、竪樋(たてどい)を取り付けられないため、暫定処置として、集まった雨水が、そのまま垂れて、共用廊下がびしょ濡れにならないように、外へ向けて、排水処理。