浴室タイル、一部直し

ユニットバスが全盛のなかで、まだまだ在来式浴室も頑張っています。
そうしたお客様の中には、一部だけ直してもらえれば・・・という方も多くいます。

周りを傷つけないように、養生をしてから、ベビーサンダーで、切れ目を入れて、割れたり、壊れているタイルを張り替えるための下準備。

埃が舞うので、工事用の掃除機で吸引しながら。

職方さん、二人がかりで、他のタイルを痛めないように、丁寧に手バツリ作業。

タイルも、この日のために、床・壁・エプロン部と、3種類のタイルを数枚単位で発注。(割れてしまった際の損失率も考えて、少し多めに)

出来れば、その日のうちに、お風呂に入れるようにしてあげたいので、時間との勝負です。

このように、何度かの私達からの指示を受けながら、何とか形にはなりました。

※タイルは、かなり短いピッチで、廃盤となり、新たな商品構成となるため、色・厚みと、微妙に異なります。
LIXIL(INAX)さん、ダントーさん、TOTOさんなどの、有名タイルメーカーさん、お願いですから、なるべくロングセラー商品を作って下さい。
私的には、スペイン、イタリア、国内では名古屋モザイクさんのタイル、【味】があって大好きです。

大雑把なように見えて、かなり細かい私(小川名)。
職人さんに優しくしている一方で、その腕を存分に振るっていただき、お客様に長くご満足いただく施工をしたいので、細部にわたって、工事が終了する前に(もう一度、職人さんに来させないためにも)、納得いくまで、意見を交わし、出来る限り見栄え良く、機能美に拘って、最終おさめをしてもらいます。

当然、お客様にも、時には途中、最終確認をしていただきますが・・・
お客様も、職人さんが頑張っているのを見ているため、『だいたい』で、いいんじゃないの的に、OKを下さりますが、その後、顔出ししている経験値から分かるのは、後で、『もう少し、綺麗に仕上げてくれれば良かったのに』というお言葉。

だから、私から見て、100%は無理にしても、70%~80%程度の仕上がりを、職人さんに求めています。
「それくらいで、いいんじゃない」と、終わらせてしまうと、お客様もそうですが、こちらにもずっと後悔の念が残るためです。また、次の施工も、その程度で良いと、職人さんも考えてしまうため。最初の数回で、小川名建設仕様に慣れてもらうかを実行するためです。(他社ではOKでも、こちらの基準以上でないと、お客様に申し訳ないので。横浜は仕事が溢れているので、案外とそんな程度で許されてしまっている悲しい現実があり、それは壊さないといけないので)