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ビルの階段室が、雨漏りしていたため、調査の末、シーリングと塗膜作業へ。
プカプカしている箇所を切開してみたところ、ALC(発砲コンクリート)のジョイントが、あまり芳しくない。
充填されているシーリングは、施工屋さんが、建築時当初のまま塗装替えだけしていたようで、ボロボロに劣化して、水密性はゼロでした。
これまで、ただでさえ心配なALCゆえに、使用するときは当然100㎜厚。50㎜厚のALCを採用したことは皆無なので、使用後の実情を見て、唖然。ご覧の通りです。今後も使わないようにしようっと。
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コーキングをたっぷり充填して、鉄筋の防錆処理をして、下地塗装して、このあと、塗装を中塗り・上塗り。
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鉄骨階段部はシーリングを丁寧に撤去し、新たに打ち替えて、ささら(階段の両脇)の黒い鉄部に絡むシール部は、塗装仕上げして、シールを紫外線から保護。
音を軽減・滑り止め・弾力性を持たせる意味でのタキステップ部分は、塗装しても剥離するため、今回はシールのみ。
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製作ものの、アルミサッシ周辺はくせ者で、サッシ本体のジョイント部を製作時に、ちゃんとブチル等が充填されていないと、雨漏りの原因となりやすい。
これを分解してやり直す訳にもいかないため、周囲を太めにシーリングします。
これはその準備の、マスキング貼り。
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排水口廻りもシーリング。
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こうした台風等で、雨水が入りやすい箇所もコーキング。
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手摺り部も、意外と雨漏りの原因となる場合も多いです。
アルミ手摺りの場合は、ジョイント部が問題で、薄膜のコーキングでは、すぐに劣化して剥離してしまうため、バックアップ材で高さを保持して、プライマーを入れて、【ブリッジ式のシーリング】をします。
写真にはありませんが、手摺りの他の細部も、雨水が入り得る箇所は、徹底してシーリングします。柱部に入ると、そこから下部へ水が通過してしまうためです。
今回は対象外でしたが、アルミ製でも、鉄製でも、その柱部からの雨水侵入を防ぐことも可能です。