開発から運良く取り残され、今は貴重な森(新治市民の森)

旭区北部の我が地元のすぐ隣、緑区の新治(にいはる)地区は、小さな頃から、何度も訪れた愛すべく土地。新治出身の新米先生を田舎者!と、子供ゆえの残酷さと愛とが同居する心で、よく馬鹿にしていました。すいませんでした。ジョニー。

新治町と隣接する三保町は、ほんの少しだけ遠征すると、当時の旭区では限りなく少なくなっていた、水田風景が当たり前でした。
さらに、森とのコラボレーションで、旭区にある今の横浜動物園ズーラシア~川井宿~梅田谷戸~三保市民の森~三保町・新治町(かつては新治村だったような記憶)と、
野山を遊び場所にする、我々【都岡ズッコケ遊び隊】からすると、ダイヤモンドよりもキラメキの強い、自然と里山の残る地域でした。
(ここで、養った遊びは、生涯忘れられないかけがえのない貴重な体験)

この森は、開発から運良く取り残された聖地。

今は、それなりに人為的ながら、湿地帯が残り、たくさんの昆虫・水生動物・鳥さん達の自然サイクルの宝の山です。

この写真は5月頃ですが、ここを護る方々のお陰で、遊歩道と共に、手入れの行き届いた さわやかな草原が残っています。

湿地帯と、森とが混在しているため、【マムシ注意】は当たり前。

自然は、恩恵と同時に、脅威(恐怖)も同時に兼ね備えています。

まるで、表裏一体の【神】≒【鬼】の世界。

細谷戸に何かを植えられています。

いくつも小屋があり、この最後の自然を守らんが有志の方々の想いが伝わってきます。

一角に、藤の花が満開の藤棚と、憩いの木製ベンチ。

なるべく自然生態を壊さないように、それでいて【身近な自然】を忘れた・知らない方々、世代を迎え入れることにも積極的な姿勢を感じました。

(自分達だけのものと、囲い込まない点に、彼らの強さを感じます)

掲示板には、
【新治市民の森愛護会】
カッチョいいですね。

この森の奥に進むと、『ここ、本当に横浜?』というくらいに、森の深さによる素晴らしさと、自然の驚異を同時に感じ取ることが出来ます。

人間様は、開発等で、このような深き自然を一時的にでも、倒してはいけない。
必ず、大きなしっぺ返しにあうことは、必然ですから。
隣接する三保町の中山駅に近い箇所の森を、消失させてしまった方々、今後大丈夫でしょうか。そういう点においては、私は冷めていて、そういう方々の心配は実はしていませんが・・・。
いずれは、自業自得ゆえに。