甍(いから・瓦屋根)に登る満月

一昨日からの満月は、とても幻想的でした。

この近辺では、数少なくなった入母屋の瓦屋根。脇には竹藪。

そこから、のぼる満月は、威厳あるなかに、奥ゆかさを秘めていました。

 

『和』の本質を、江戸時代から建物、蔵、門に、表出し続けていますが、

さすがに、今時のセンサーライトは似合わずに、取り換えたいと。

昭和に建てられた別棟に、目立たないように質素なLED照明を付けました。

この門に、似合う色合いの灯りでした。
(満月を取り込んだような)

この門は、騎乗したまま、出入りできる背の高い堂々とした造り。

かつての日本人は、自然と一緒に暮らしながら、こうした美的センスを磨いていたんですね。