an Americanは、知っている。keitrucks(軽トラ)の楽しさを

日本(japan)では、ただの働くクルマ程度の市民権しかありませんが、海外、特にUSAでは、【keitrucks】、【japanese mini trucKs】などと呼ばれ、非常に人気があるようです。

アメリカの法律により、25年前の軽トラックは、公道を走ることができ、アメリカ人ならではのカスタマイズを受け、大活躍中です。


右側は最新型で、11代目のスズキ キャリー(DA16T型)4WD仕様。
当社の1号車FRのキャリーちゃんは、車検に出しているので、代わりに4WDのキャリーちゃん。

左側は、10代目1999年1月9日に発売された(ようやくUSAの公道を走れる)DA52T型キャリー(CARRY)。
こっちは、最後のキャブレター車で、エンジンはF6A型。このすぐ後の1999年11月25日に、EPI(電子制御)化。

私のお気に入りは、当社2号車のDA52T型のCARRYちゃん。
或いは、以前に乗っていた9代目DC5T KC型(旧軽規格ボディ)のキャリーちゃん(660CC)。

何故なら、どちらも今では数少ないキャブレター仕様で、盛り上がるフィーリングが、SOREXがなくても、とても楽しい。

9代目DC5T KC型の良さは、ボディが小さいがゆえの軽さ。
10代目DA52型初期型キャブレター仕様は、前輪位置が前にあり、キャビンの足元は狭いながら、ホイールベースが、新型よりも長いので、エンジン・足回り共に、心地良く、街中では、かなり速く走れます。インテークマニホールドを製作してでも、ウェーバー(Weber)と、等長エキマニ(タコ足)と、LSD(ノンスリップデフ)を、とぼけて入れたい位に、素材として最高です。

何よりも、690㎏と、軽量ボディゆえのアドバンテージが、ロールの少なさ、ブレーキ・タイヤへの負担が少なく、ミッションとの相性も、最新型11代目よりも、格段に良い。

横浜の山坂、ワインディングが続く道では、ベストマッチな、ギア比です。少々ズボラな昔の車っぽいミッションフィールも素敵です。

USAの方は、この1999年1月9日~1999年11月24日までのDA52T型キャリー(CARRY)が、狙い目です。

このフロントマスクは、SUZUKIエンブレムに交換されたもの。元はSエンブレム。

NISSAN GT-Rと、SUZUKI CARRYを、並べていますが、私的には、どちも良いクルマ。

しかし、選ぶならば、やはりキャリーちゃんかな。
だって、小さくて軽くて、日本のそこらの道では、取り回しが良く、絶対に速い。

GT-Rには、私は乗れない。何故ならパワー、足回り、ボディ剛性とポテンシャルが高過ぎ、思いっきり走らせてあげたい私では余りあり過ぎます。まだまだ踏めるアクセルを全開まで開けないと気が済まないので、間違いなく峠で、がけ下に落ちる事は間違いない。かつて、ポルシェで、箱根ターンパイクの下りで200㎞/h以上で走り、そのまま、亡くなられた方がいらっしゃいますが、その人の気持ちが痛いほど解かる(公道では、絶対に道交法を守らなければなりません)。

そのクルマの持って生まれたポテンシャルを最大限に活かしてあげないと、そのクルマに申し訳ない。だから、私は、軽トラで充分なのです。GT-Rに乗ったら、死んでると思います。

アメリカでは、フェラーリというスポーツカーが多いようですが、軽トラ(keitrucs)の方が、周囲の注目度、『可愛い!』の声が大きいようです。今も独自生産しているのは、SUZUKI、DAIHATSU、HONDAの3社になりましたが、かつては、MAZDA、MITSUBISHI、SUBARUも製造していました。その中でも、NA(ターボ無し)では、赤帽のSUBARU SAMBAR(スバル サンバー)が、断トツで速かった。赤帽ヘッドは、ヘッドも赤い結晶塗装で、他のスバルトラックとの差を誇っていました。140㎞/h前後で、東名高速を突っ走るんです。(ダメですよ。スピード違反は)私のSUZUKI 9代目DC5T KC型(旧軽規格ボディ)のキャリーちゃん(660CC)は、当時、130㎞/h超が精一杯でした。
 
デカい身体のアメリカ人ゆえに、小さいものが好きなんでしょうね。私も188㎝あるので、アメリカ人の気持ちと一緒です。半ば、よく働いてくれるオモチャです。