コロニアル屋根の修繕

台風で、コロニアル屋根の一部が欠けてしまった。

ケラバ(屋根側方)側は、コロニアルが吹き飛んでしまった。

コロニアルを止めている釘を引き抜く工具で。

よかった。上手く抜けました。

下地のルーフィングと密着している時は、なかなか引き抜けなかったり、ルーフィング(雨漏りを実質上止めているもの)が破損したりすることが多々あります。

新たなkmew(ケイミュー・旧クボタ松下電工)のコロニアルは、ここの屋根に付いていたものよりも、重ね代部が大きく、差し込んでも入らない為、同じ形状に裁断。

Kubotaのロゴが、アルミダイカストのなかに浮き出ていて、カッチョいい。

私も使わせてもらいましたが、綺麗にカットできます。

ここは2枚取替え。

ケラバ側。

まず、整形したものを入れ込み。裏にコーキングしながら。

新規コロニアルを壊さないように、当て木を使いながら、差し込んでいれていき、

掃除をして、終了です。アスベスト混入材なので、撒き散らさないように気をつけながら。

今は色の差がありますが、じきに落ち着いてくるでしょう。

ぱっと見た目には、どこを直したのか、分かりにくいと思います。

つま先に鉄芯が入ったタビだったので、無理と考えていた上部を直せるか、登ってみましたが、ダメでした。7寸勾配は見た目よりもキツイな。

ズルズルと滑り、ストッパー代わりの雪止めで止まりましたが、危険なので、塗装替え等で、足場(屋根足場)もある時に、改めて考えましょう。当面は問題ないので。


休憩時間に、屋根屋さんと話をしていました。

近頃、北側斜線・道路斜線いっぱいまで、内部空間を確保すべく、勾配のキツい屋根が増えましたが、今後は、メンテナンスが大変な家が多くなる。

職人さん曰く『俺は、その頃、この仕事をしてないから、知らないっちゃ!』
私は、まだまだ知らないという訳にはいかないじゃん!

外壁塗装と、屋根塗装(葺き替え)のタイミングとが、うまく重なる時期に同時に施工することを今後もお薦めしていきます。

今後問題になるのは、こういうちょっとした修繕です。特に3階の屋根だと、かなりリスクが高い。お客様も金銭面で。