水廻りで、OSB(構造用パネル)は、可哀想

アルカリイオン水機能付き混合水栓。

長いあいだ働きました。
まだ、現役で大丈夫そうですが、グラグラする。

仰向けになりながら潜ってみると、

水が廻っていて、水を吸い切ったOSB材は、気持ちよいほど、ポロポロ状態。

水栓を固定しようにも、下地という相手が体をなしていない。どこかで止めないと、天板のステンレスのみになってしまう勢い。

勝手に剥離するOSBの一部。

これ以上、壊すことなく、最低限で水栓を固定しておきましたが、いつグラグラになるかわからない。可哀そうです。お客様が。

超大手ハウスメーカーの建築ですが、あるサッシメーカーがかつて作っていたキッチン。

思い出しました。安いからと、20年ほど前から薦められていましたが、決して採用したことがありませんでした。このOSBという建材を、水に触れる可能性があるところでは、間違いなく剥離すると想定していたので。

結果がこれです。
そして、その会社は、現在は他と統合して、キッチンは自社では作っていません。
(安すぎるものには、要注意。かてつのミカドのキッチンのように、なりかねない。部品供給も無くなるでしょうし。やはり、真面目にその部門を継続しようという意気込みがある会社でないと頼めない)

別の大手ハウスメーカー(すでに住宅部門から撤退)のキッチンでは、10年も経過しないうちに、シンクの水切りが壊れたので、ハウスメーカーに部品を依頼したら、もう、この商品も部材も無いですよ!キッチンごと、取り換えましょう!で、かなり怒っていました。

私も含めて、建築部材に関しては、アンテナを張り巡らし、後々対応できる商品を選定・お薦めできるようにしたいものです。