古代インド様式の真照寺へ

横浜市磯子区磯子8丁目にある、高野山真言宗の【真照寺】へ、ふと夜分に引っ張られました。
(小川名族は、現在は川井本町にある曹洞宗福泉寺にほとんど眠りますが、私は宗教に対しての執着よりも、そこに秘められた想い、歴史的な流れに尊崇の念が強い)

この磯子の真照寺に訪れたのは、これで2回目ですが、ライトアップされた天竺様式の建物に、ゴダイゴの曲ガンダーラが、脳内に流れる。

日本に居て、このような建築物に触れる機会は少ないので、バラモン教、ヒンデュー教、仏教文化のインド北部・ネパール付近の雰囲気を感じられる大事な場所。

高野山に行った際にも、同様な寺院がありました。

真照寺は、古くは武蔵国久良岐郡に属し、中興の祖である、平子氏(たいらこし)は、平家で三浦族(或いは横山党)。鎌倉幕府草創期に源頼朝公に仕えている名族。岡村地区に城を築き、その傍に、【ゆず】で有名になった岡村天満宮も興している。

山門入口は、新緑の艶やかさを纏っています。

主要道と抜け道との交差点に位置するため、車にはお気を付け下さい。

寺院前には、とても立派なガネーシャ神が。

長男とたまたま、行動していましたが、彼は、埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院聖天堂で、23年振りに今月22日まで秘仏の御本尊が開扉される歓喜天様に手を合わせるつもりだった(仕事の都合上、行かれなかった)ので、日本でいうところの歓喜天≒ガネーシャ神に、出会えて嬉しかったようです。

このガネーシャ神(障害除去・招福・商売繁盛の神様で、そして拝み始めはガネーシャ神へのお祈りが一番最初の重要な神様で、インドを中心に民衆に大人気の神様)の銅像は、極めて精巧に作られていますが、以前に伺った時には、無かったような気がします。

ちなみに、この真照寺の御本尊は、平子氏が尊崇した毘沙門天です。

横浜の中で、仏教発祥の地ネパール・インド地域での雰囲気を感じられる、大切なお寺です。