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棟瓦は半永久ではありません。
せめて、15年に一度は棟瓦漆喰部の補修をし、30年に一度は棟瓦の積み替え(内部の土が流れているケースが多いので、のし瓦も含めて、外して土を盛りながら、積み替え)が、本来は必要と言われています。
しかし、積み替えともなると、それなりの金額が掛かります。
そして、こちらの家は50年弱建築依頼、外回りにはあまり手を掛けていらっしゃらない。
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そうはいっても、棟瓦自体を抑えている銅線は劣化して、いたるところが切れているし、土も流れて、棟が強風により、いつ飛散してもおかしくない状態。
しかし、将来を考えると、家自体を長持ちさせる考えは少なく、最終的に提案したのは、コーキングで、各所を固定して、強風時に飛ばないような処置。
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下側から廻っている銅線を取り換えることは不可能ながら、劣化した箇所をせめての思いで、繋ぎ直し、
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割れていた平瓦も、取り替えて、周囲の他人様に迷惑を掛けないような、処置を施させていただきました。
(台風直撃時に、絶対安心とは言えませんが、それは新築したばかりの瓦屋根でも同様なリスクはつきもの。つまり、不可抗力。如何に未然にそうならないための努力が必要か)