塗料の受け入れ検査(一般住宅でも)

ニッペ(日本ペイント)のパーフェクトトップ。
1液性水性ラジカル制御型ハイブリッド高耐候性塗料により、これまでのシリコングレードよりも耐久性、その他の面で長持ちする塗料(上塗り材)です。
詳しくは・・・・

塗装する箇所、何を優先するかによって、選定(お薦め)する塗料・メーカーはそれぞれの特性によって変えますが、日本ペイントは、車の塗装でもよくお世話になっていましたが、安定して【質】が、高い。(当然、建物においても)

日本塗料工業会が出している、色見本624色から、選んでいただき、日本ペイントでその色に調合製造してもらっているもの。

※お客様が、624色から選ぶのは大変でしょうから、まずは選択肢の少ない標準色から・・・そして、少しイメージと違うとなれば、様々な手法で、選定をしやすくサポートしています。

これは、色違いの塗料缶。

これは、別の現場のもの。

こちらは、下地塗料。
ニッペ パーフェクトサーフ
(窯業系サイディングボード改修用下地材)

やはり、各塗料メーカーが、時間を掛けて、入念に上塗り材と、それに見合う下地材を開発されているので、その推奨品を選択するのは、当然のことです。塗料自体の保証も、そうしないと、メーカーからも相手にしてもらえませんし。

裏側の標準施工要領、注意書きも大切です。

雨樋・水切り・スリムダクト(エアコン冷媒管保護カバー)等に、安定性の高いニッペ ファインウレタンU100

(ターペン可溶2液型ポリウレタン樹脂塗料)
※別の現場のもの

その建物の㎡数に合わせた量が規定値どおりか、並べて記録撮影。

希釈率というものが、その塗料により違いますが、例えば0~5%であれば、原液のまま塗るか、5%の範囲までで、シンナーで薄められます。

皆様が、気にされているのは、この希釈率を守っているかどうかだと思います。

お客様から、とある塗装屋さんの【現場管理】を任されましたが、シンナーを測らずに、バシャバシャと入れていたので、廃棄させて、やり直し。すると、見ている時には塗料材を触らない。仕方なく、帰った振りをして、すぐに他の社員を付けて、確認作業。この時は、大変だった。人間としての教育レベル。
(要は、塗料を薄めれば薄めるほど、よく伸び、塗りやすいんです。彼らの論理では。しかし、塗られたものは、膜厚が付かないし、将来的に剥離、ひび割れ、劣化速度の速まり等で、困った方からよくご連絡を頂いております。つまり、規定値通りに、基本に忠実に作業しないと、お客様が不幸になる。塗り終わった瞬間は、キレイなので、解りにくい。
さらに、ひどい業者さんだと、シリコン塗料の指定があっても、その下のグレードのウレタン性を飛び越えて、アクリル性の塗料を、シリコン缶に移して持ってきてまで、原価を下げる。お客様から信じてもらい仕事をいただいた営業としては、たまったものでは無かった記憶が今も脳裏に残ります。何度も教育的指導の上に、聞かないので、出入り禁止にしましたが、私が退職して、しばらくして復活していた。当社の事ではないので問題はありませんが、そこのお客様が可哀想)