職人さんの腕は、修業時代に築かったものが、後々までずっと影響します。
逆に言えば、後からその腕を上げることは残念ながら困難なことを、四半世紀の経験から学んでいます。
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この廊下フローリング、重ね張りなんです。
重ね張りに向いているフローリングは、ごく僅かにすぎず、そういった建材の選定・発注・納品はこちらの仕事。
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こちらの家は、玄関の上がり框がカエデ(モミジ系)の耳付き無垢材を使われていた、とても価値の高い仕上がりでしたが、フローリングが、体重97㎏(少し前は100㎏)の私が乗ると、今にも床を踏み抜いてしまいそうな状況だったため、フローリングの重ね張りと同時に、段差を解消するため、上がり框も、リフォーム用のものに変えざるを得ない為、電気のこぎりと、端っこはノミを使いながら、削りました(勿体ないけれど)。
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そして、上がり框を取付けて、(その前に、既存の床を落ち着かせるために、根太に頑強にビス止め)
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廊下のフローリングは、奥から張りすすめ、斜めの框部で最終的に帳尻を合わせていきます。
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綺麗に仕上がり、お客様も満足していました。
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重ね張りしたことにより、他の部屋と段差が生じるため、一品ものでスロープの作成。
(このあと、塗装屋さんに色付けしてもらいます)
左奥の洗面脱衣室はクッションフロアー仕上げ前に、木製下地作成してあります。