台風前に、水掛け試験

10年以上、不思議なくらい、関東南部への台風直撃が無かったが、昨年は神奈川県から、千葉県へ巨大台風が直撃し、至る所で被害があった。一昨年も。

また近頃の台風は、どんどん巨大化していて、かつての教科書【住宅金融公庫】が、想定してる風速・雨量ともに上昇してきている。

別の箇所に水を掛けたら、ここからも雨染み。

さらに、別の箇所に水を掛けたら、3ヶ所目。

追いかけて、赤で囲った箇所からも【雨漏り】。

かつて営業職時に、とある駅前を歩いていると、【雨漏り建設さん!】と、よく声をかけられ、それの直し工事を必死に直していたので、雨漏りの原因・直し方を勉強させてもらっていました。さらに独立後、生涯を雨漏りに賭けている方との出会いも、今に繋がっています。

天井から垂れ落ちた水は、短時間にもかかわらず、こんなに。
(少し太いホースで、水掛けしていますが、台風時の強風雨を再現は出来ないのに)

以前にも書きましたが、〈【雨漏り】しているのは、あなたの家だけではありません〉でも、記載させていただいたように、かつての台風と変わってきたため、このようなお宅は、かなり多くなってきています。

このお客様の玄関廻りに、水を掛けただけにもかかわらず、3ヶ所の雨水侵入口を見つけました。
雨漏りの原因ではない、数カ所の原因による【複合的雨漏り】が、近頃多く発見しています。

うまく直せるように努力はします。
一方で、雨水が入ったものを逃がす箇所から強風で入ったものが多いため、入りづらいように、かつ、雨水の逃げ道を確保するのは、かなり繊細な作業です。

その外壁面・屋根を剥がして、そっくり下地防水からやり替えれば自信はあるのですが、そこまでお金を掛けさせたくないのも人情。こちらも悩みながら、コストに見合った手法を考えています。