2013年版【半沢直樹】を見て

先日のドラマ【半沢直樹】は、最高に面白かった。
あまりTVを見ない私ですが、これを一度見たら、ハマってしまい、次の日曜日が常に待ち遠しい気持ちに。
昭和45年生まれの私は、ガキの頃から、テレビに釘付けで、こんな感じの番組って、多かったように思います。アニメも、ドラマも、ベストテンも、ウィークエンダーも、漫才も。

あまのじゃくの私は、2013年に【倍返し】で、大騒ぎになっていた【半沢直樹】を、1回も見ること無しに、過ごしていましたが、DVDをレンタルして見てました。

面白すぎて、仕事をしっかりと行なってから、ほぼ寝ずに、見続けました。


ドラマ故に、当然、現実以上にドラマチックに、盛っている箇所はいくつもあるでしょうが、中小企業に勤めていた私ですら、古い会社組織では、因循姑息な体質、足の引っ張り合い、騙しあい、派閥争い、果実よりも上司の面目を大切にする習慣や慣例に、いちいち頷いて見せてもらいました。

そして、【正義】が、半沢直樹では、勝っていますが、
実態は、【正義】は、なかなか勝てない。

あまりに正当性(主観的なものだけれど)を、訴え続けていると、私のように監禁されて、辞表を書かされる。一緒に裏切った人間も次の年には、居る場所を無くされている。

元々、大きな組織だと、イメージとして、転勤という名の左遷や、出向人事などが嫌だったため、入社試験も受けませんでしたが、そうした体質の組織では、規模の大小はあまり関係ないことを学びました。

【裏切る】という行為は、出来ない自分ですが、【裏切られた】とことは、数え切れないほど。
でも、そうした事にも、あまり興味が無いです。憎む気持ちを持ち続けるのも、時間が勿体なくてできない。
人間って、悲しいながら、自分を正当化するためには、自分を納得させる理由をつけては、『これは裏切りではない』と、勝手に変換できる脳みそを持っているようだから。

でも、そうした状況に置かれている方や、人を踏み台にして捨てることが出来る人、裏切れる人、自分の心を騙してまでも、YESマンに徹しなければならない方々って、案外といますが、その時は良くても、後々苦しいでしょうね。

絶対に人間は【死】から、免れない運命ですが、死の間際に苦しみそうで、辛いだろうと思います。

そうした意味からも、今の私は、自分の気持ちに正直に、お客様にも、職人さんにも.、正直に【嘘】を言わないように、必死で生きていられるので、恐らく後悔せずに死ねそうです。

そうした方々が、この【半沢直樹】を観て、死ぬ際に、後悔しない生き方をできることを、心より望んでいます。
また、そうした方々との付き合いを、一番大切にして、生きていきたいものです。