【木製羽目板の反り】直しと、塗装

羽目板の塗装替え後。

ギリギリ、足場が無くても施工できる高さでした。
また、アイボリーの外壁は、ジョリパッド系の透湿型外壁で、まだ塗り替えるのには勿体ないので、お薦めしませんでした。
(外壁塗り下地の構造用合板か、ラスカットかノボパンかは解りませんが、塗膜で早めに覆って、透湿性能を落とすのは勿体ないし、早くに外壁塗装すると、次回以降の塗装替えのスパンが短くなる傾向があります。つまり、全塗装替えする回数が増える)

工事前は、ご覧のように、無垢板材が、反りまくり、釘も抜けかけて一部脱落しかけている箇所も。

エアコンやさんによる、スリムダクトカバーと下見板外壁 接続部のコーキング処理。ほぼ当たり前にこの処理をしている。

➡こちらは、このあと大変。シリコンコーキングには、塗装が乗らない(ハジカれてしまう)。シリコンはプライマーが必要なく接着力があり、施工がしやすいので彼等の気持ちは分かりますが、次の塗装時に、その後始末が大変。

先ずは、既存の羽目板が、割れない程度に、釘(丸頭釘)を打ち直し、再度、反りにより、釘が抜けないように、細ビスで頭がなるべく目立たないように直していきます。

こちらも、一通り直したあと。

ビス揉みしている際に、悪気はなくても、羽目板が割れて欠損してしまう可能性があったので、同じ厚み・似た素材の無垢材を確保しておきました。使わずに済みました。

1回目の塗装前に、マジックロンで既存塗膜落とし。これにより、塗料が均一に浸み込みやすくなります。

防虫・防腐のキシラデコール、2度塗り目。

1日目に塗ってから、2日目に、2度塗りを行いました。

今は、少し濃い色に見えますが、時間の経過と同時に退色していきます。(色褪せ)
じきに良い感じに落ち着く事でしょう。