沈下部の土間コン補修

専用通路の土間コンの一部が沈下していたため、補修しました。

間知石擁壁側の土間が、ご覧のように、ひび割れ、沈下していました。

土間を斫って、開口してみたところ、沈下の原因が分かりました。

仕方のないことですが、擁壁施工時に、裏込めして、転圧をしっかりと行っている筈ですが、長い時間をかけて締め固まってくると、土は体積が1割前後、小さくなります。

また、転圧が不十分なところで、地中で雨水等と一緒に、土が流れている場合があります。

砂利や土を、少しづつ入れ込み、水を入れながら、突き棒で、締め固めていきました。

転圧して、ワイヤーメッシュを結束し、ピンコロで浮かせながら、7㎝から13㎝の厚みでCON打設。
冬場だったので、早強のコンクリート配合にしてもらい、硬めの仕様。

ミキサー車内部のコンクリートが硬化する前に、皆して急いでネコ、バケツリレー、同時に均し作業。

一番負荷の掛かる、入口部も同様に。

少し待って、表面に水が上がってきた頃合いに、コテ押さえをして、櫛引き(金属製の熊手の裏側・ほうきで)し、ノンスリップ仕上げに。

氷点下にはなりませんでしたが、風の当たる表面箇所では、寒さによりコンクリートの硬化(化学反応による)が上手くいかない場合があるため、用心して、コンクリート養生マットで覆い、5日間ほど、養生期間を頂戴しました。

打設して、4日ほどで確認してみましたが、硬そうなコンクリートになりかけていました。

養生マットを剥がして、トラックで走行してみましたが、問題なく、通行出来ました。

長時間にわたり、お客様にご不便をお掛けしましたが、喜んでいただき、手間を掛けておいて良かったです。