
まだまだ、お米高額ですね。
当然、お米も食しながら、ドイツ人が好み、歴史的にも、飢饉の際にも、優秀だったジャガイモを育ててみました。

60年間、実家の庭だった場所を、肥料、土づくりも最低限で、マルチ栽培で。
間引きという言葉に、少々抵抗があり、最低限の間引きだったため、大中小と不揃いな大きさのジャガイモ(キタアカリ)が収穫出来ました。
途中、追肥も、農薬も、摘花もせず、一切何もしないでおきました。
総重量的には、元の種芋の13倍程度。

葉や茎が枯れだすまでは、青々と茂ってくれて、草むしりも一切せずに、それだけで、大助かり。
3月から、6月半ばにかけては、建設の仕事が忙しい為、少しの休みがあれば、身体を休ませたいので、手間のかかる農作物との両立は難しい。
その点、ジャガイモは極めて優秀ですね。

実験もしてみました。
調べによると、元々アンデスの砂漠に近い気候が原産地らしく、畝を高くして、水はけの良い場所で、水をあまり与えない事がセオリーらしい。
写真手前のジャガイモは、畝どころか、水溜まりになりやすい場所で、しかも、ほぼ耕さずに種イモを植えてみました。
あてにしないで
掘り進めてみたところ、高畝のマルチ部のイモに比べて、遜色ないどころか、大きさ、数量と少し多いくらい。しかも丈夫そう。
変化としては、硬い土を押しのけて育ったのか、土の下部まで大きなイモが育っていました。掘るのが少し大変でしたが。

ここは、マルチ無しで、大スコップ分だけ天地返して、少しの肥料で、30分で即席栽培。
ここも、意に反して、他と変わらない収穫量でした。
何が正解なのか、よく分からないというのが事実です。
国連農業委員会FAOの1977年における、
単位面積当たりのカロリー量、年間収穫高を、燃料補助(耕運機等)的農業と、手作業による農業の収穫高を、作物別でみると、
コメ:2230、520
麦:1715、460
トウモロコシ:2000、385
じゃがいも:2650、1650
さつまいも:1750、700
さとうきび:6740、1820
これだけ見ると、サトウキビがダントツですが、じゃがいもは、タンパク質もほどほど含み、栄養バランスが一番となるそうです。
Yahoo知恵袋による。

それでもって、サツマイモは、戦時中の食糧難の時代に、さつまいものツルまで食したと、お年寄りに聞いていたため、少し日陰ながら、余った土地を急ごしらえで、高畝にし(トンガリ畝でお恥ずかしい)、サツマイモ(安納芋と、紅はるか)の苗を植えてみました。
根が活着しやすいように、リキダスに浸けてから植えましたが、自然は厳しい。
活着して残ったのは、95%。
最初の1週間だけは、様子を見て、水をあげたりしていましたが、あとは放っておいたら、日当たりの良い場所は、雑草にまみれて、サツマイモが見えない状況に。

柿の木の下の、紅はるかは、威勢よく育っていました。

このあたりも、確か、紅はるかでしたが、雑草も負けずに逞しい。

ここの安納芋ゾーンは、雑草にやや負け気味で、育ちが今のところ、イマイチです。
抜いた雑草を、サツマイモのツルの下に、マルチングして、少しは雑草対策になると思われます。
何れにしても、カロリーベースも高く、保存もしやすく、手間があまり掛からないので、収穫の秋が楽しみです。
それにしても、日頃、これを生業として、大面積で、暑い中、手のかかる野菜、穀類を作られている農家の方には、心より感謝の念を抱かずにはいられません。
ご先祖様方が、耕していた土地の一角で、厳しいけれど、私には優しかった婆さんが、微笑む姿が見えた気がしました。

今宿の我が家の庭も、雑草とニンジンを根菜して育てていましたが、
残念ながら、ウサギちゃんも食べてくれなそうな小さなキャロットが出来ていました。
ニラは、放っておいても良く育ちますが、
初めて試してみた玉ねぎは、2回ほど雑草から救い出しましたが、残念ながら、一体化して見えなくなっています。
しかも、試しに、半径5㎝程度の穴を掘り、少しの肥料だけで育ててみたので、そうなるはずです。
以前テレビで見た、雑草の中に種を蒔き、そこで育った野菜は、生存競争の中で生き抜いているので、味の濃い野菜が収穫できるとのことで、それは面白そうと思ったのですが、記憶の中で、何かが欠落していたのでしょうね。
本業の建築の仕事では、周囲が呆れるほど、先々を心配した施工管理を心がけているので、その分、息を抜きたいんでしょうね。