トイレのタンクレバー交換

『小川名さんに、こんなことを頼んで良いのか悩んだんだけど、思い切って電話しました』
「何言っているんですか。こういうことでも呼んでいただけるのが心から嬉しいんです!」
近頃は、二昔前と違い、ある程度のまとまった工事はするけれども、心配事、ちょっとした事となると、なかなか相手をされにくいようです。
本来は、取りつけた会社・工務店が後々まで責任を持って対応すべきなのに。時代もせちがらくなってきたようです。

壊れてしまい、1階のトイレが使えなくなって困ってしまった、トイレタンク脇のレバー。
これで、水を流します。

本当だ。
ここの軸受け部分の樹脂(プラスチック)が割れてしまい、大も小も流せなくなっていました。

娘様(設計の先生)の計らいで、たまたま1階、2階ともにINAX(LIXIL)のトイレだったため、使用頻度の高い1階トイレに、2階のレバー部を、代用してくれていました。

そして、INAX系商品の強いロイヤルホームセンターPROへ行きましたが、残念ながらこのタイプは無く、商社へすぐに発注し、あとは来るのを待ちました。

上記写真と比べていただければわかりますが、後継部品というか代替え品です。
これがその機種ごとに対応可能なように、いくつものパーツがセットになっており、その中からこの機種に合ったもので組み合わせ。

INAX(LIXIL)さんは偉い!
製品保持期限の義務がある8年を超しても、このような代替品を準備してくれている。
しかも、案外と早く送ってくれました。

ついでに、1階トイレのチェーンの長さを調整して、ボールタップがしっかり閉まるように。

ここ最近主流の、節水型トイレタンクの内部。

タンク式は、お値段が安い割に、自然落下で水が流れてくれるシンプルな構造のため、このような修理が非常にしやすい。

さらに、断水時もここにお風呂の残り湯を入れれば、トイレが使えるという優れものです。

トイレが二つあるお宅では、一つはタンクレス(サティス・ネオレスト)でもよいですが、もう一つは万が一時に備えて、タンクありトイレ(欲を言えば分割タイプ・便器、タンク、便座部と)をお薦め致します。

タンク内部の樹脂ふたを閉めて、さらに手洗い付き陶器製のふたを慎重に締めてから、

何度か、レバー・流量・水の止まり等を確認して、撤収です。

メーカー、お金を支払っての延長保証の状態によって異なりますが、そこの会社のアフターメンテナンスさんは頼りになる一方で、保証期間が過ぎると、出張料・技術料・部品代・悪い場合は取替え時には、40万円弱もするトイレも定価売りなので、上手く使い分けられた方が良いと思います。

私は、トイレだけでなく水回り等に関して、こちらからメンテナンス会社に連絡して、一緒に立ち会い、お客様寄りの発言では無いなと感じた際には、それなりの対応をさせてもらっているので、メンテナンス会社のリストに私の名前が載っています(いや、載せてもらっています。あちらからすると、面倒な建設会社でしょうが、お互いにお客様のために頑張りましょうよ)。