高いところは、やはり怖いな

このお宅は、棟板金(下地の貫板)と、雪止め金物が飛んでしまったため、これから直すところですが、屋根の勾配がきつくて怖い。

一方で、登っていると慣れてくるので、気が緩み怪我をしかねないので、そっちの注意も必要。

飛ばされなかった箇所も、このように次は飛びそうに浮き上がり気味。

塗装してあるため、似たような板金色がないために、ブラック色で統一し直します。

貫板もだいぶくたびれてきている。

写真では解りにくいですが、後付けの雪止め金物もしっかり止めて無い為、飛ばされている。

先を見やれば、この地域では、どこも同じ南西の棟板金が飛ばされている。

(板金金物自体が、ようやく手に入りだした状態。そして、圧倒的な職人さん不足のため、お客様も可哀想ですが、事実なので仕方ない。 ただ、我々管理側が、日頃職人さんに厳しいばかりだと、こういう時に後回しにされる。当社は大丈夫です。)

すべて取り終わり、荷揚げを手伝い、この後は、騒音(私の)が無い状態で、安全を第一に一気に仕上げていきます。
 
 
 
 

はい、完成です。

棟の頂上も。

そういえば、アンテナを引っ張ているステンレス線が、緩みきっていたので、4方向直しておきました。

雪止め金物も。30個設置。

他社の板金屋さんでも、見ればわかるとおり、これまで付いていて、吹き飛ばされてしまった後付けの雪止め金物は、所定の位置につけていなかったため、ずれたり、外れたりしてしまう。

どう見ても、プロの仕事では無い。残念ながら。

お客様からは見えないところだけに、とても可哀想です。建築の仕事で、【基本の知識が無いのに、施工する ≒ 悪】だと考えるので。

後付けのアルミ庇。取り付け方を間違えたのか、足場を掛けた際に、踏んでしまったのか、グラグラしていました。

流石に見るにみかねて。

【もちおくり・L型の支え】を購入してきて、サービスで取りつけました。

見て見ぬふりは、できないので。

お客様もダラダラやっていると面倒でしょうから、保険屋さんへ提出用の完成写真と、請求書を夕方には、提出しました。