【金のなる木】の咲かせ方

昨日、伺ったお客様宅で、【金のなる木】に、花芽がたくさんついていました。

なかなか、咲かない金のなる木。私も20年ほど育てて、咲かせたのは2度だけ。

『どうして、こんなに咲くんですか?』

「そうね。厳しいようだけど、少しいじめてあげるのよ」

『???』

「水をたっぷり与えすぎたり、光をたくさん与えすぎずに、少し水を遠ざけたり、日陰に置いておく時間を増やしたりすると、子孫を増やさなければ!という想いになり、花を咲かせて種で増やす戦略を彼らは取るのよ」

『そういえば、杉花粉も杉山の手入れを怠り(国産杉が売れなくなったため)、住みにくい状態になったために、子孫を増やすために、花粉をたくさん飛ばすようになったという自己DNA保存の法則を読んだことがあります』

『この葉肉植物、珍しいですね』

「これね~。ルビーネックレスと呼び、今は黄色の花を咲かせているけど、もう少ししたら、葉が綺麗なルビー色に変わるのよ」

『へ~。いいですね。本物のルビーのネックレスよりも、生き物だけに、もらった方も喜びそうですね』

クリスマスを前に、ご自分で、山で拾ってきた松ぼっくりで、タペストリーを作られたそうです。器用ですね。

話は【金のなる木】に戻りますが、不思議なくらいに、持ち家で、改修・修繕のためのお金をサクッと簡単に出せる方は、かなりの確率で、この金のなる木を大事に育てていらっしゃいます。(調査数量を限定した統計ではなく、足で稼いだ経験値からなので、間違いないです)


この幸せを、私がサラリーマン時代に、その‟会社に福あれ”と、我が家の一番良い苗を持ち込みましたが、何故か枯れてしまっていた。何度もチャレンジしても・・・。

金のなる木にほどよいイジメではなく、イジメのほどが激しかったのかな。やはり、金のなる木も、育て親を選ぶようです。
そこのある偉い方は、『かわいいな』と、言いながらも、不思議なくらいワンちゃんに毎年のように噛まれていた。そして、馬鹿犬めが!と怒っていました。私は笑っていたので、叱られましたが。犬や猫は、自分を好いてくれているかの察知力に、とても敏感ですからね。彼らを苦しめ食べて喜んでいるような方には騙されないんですね。動物も植物も本当に正直ですよ。

当社に育つ【金のなる木】

さちが丘のお客様にいただいてから、大きなものから優先的に、お世話になった会社に渡してきましたが、この子らは、その子供が少し大きくなったもの。

比較的大きな幹の下には、15㎜ほどの、次世代が、力強く育っていました。

大きくすることも大事なれど、半ば放置されている環境下でも逞しく育とうとする、次世代(いわゆる勝者)を、今後見守ろうと考えております。楽しみです。