解体作業、シートの内側では

鶴ヶ峰地区のバス通り沿いでの、一部解体作業。

シート内部で行われている様は、

エンジンカッターを使い、鉄骨を慎重にカットしています。
(火花で火災が起きないようにも心がけ)

手で持てる大きさに切ったものを、道路使用許可のもと、横付けした大型車に積み込み。

この要領で、上部をカットし終わり、残材も処分しながら、1日目は終了。

二日目は、メッシュシートを少しめくり、作業をしやすいように。

動力の重たいエアコン、使われていないことを確認して、下ろす作業。

長い間、頑張られたエアコンさん。でも重かった。仮にこれが転がっていたら、怖かった。考えただけでも・・・

だいぶ、進みました。

倒れかけていたパラペットが低くなるたびに、安堵感。
ただ、安全に行わなければならないので、皆して心を引き締め直して。

2重に廻っていたパラペットと、鉄骨撤去は完了。

屋根が見えた。
一歩間違えば、足を踏み抜いてしまう。

また、寄棟だった!急遽、青図を頭で描き直し、直し作業の修正をかけ、大工さん、板金屋さんを呼び、協議し、お客様にも了承いただき、木材等の量を増強。

上から、下から、解体の仕方、解体範囲をその都度、決断。

3度ほど、重ねるように増築した痕跡あり。
解体屋さんも、かなり頭を使います。

シャッターBOXの外側を覆う未知の世界を、解体し始める前に、おさまりの確認。

軒先を切断しながら、あとは手作業。

残しながらの作業のため、1棟の解体よりも、気を遣って、

かなり下方まで下がってきました。

今度は支えるものが無くなって不安定な足場を、上部から解体。

まだ積載中ながら、大型2台と、軽3台分に撤去物が膨らみました。
(処分代、高くなったばかりなんだよな・・・でも、お客様・通行の方々が安心できるようにしないと)

安全誘導員さんが、休憩の間は、私が。

こんな感じで、神奈中バスがひっきりなしに。
多い時は、3台、4台連続で連なってきます。

バスの運転手さんも、ゆっくりと走って安全確保を手伝って下さいました。

シャッターボックス前に大きな獲物。

大バールで、手助けしながら、セーパーソーで切断。
親子だけに、阿吽の呼吸。

デカッ!

さらに、その内側を、

脇の部分も取り払い。

3日目、もう不安定で、使えない庇も撤去。

すでに、大工さんも雨仕舞い(雨漏りしないように)・次工程の作業に入っています。

解体屋さんと、大工さんの相番。連携作業。

大工さんが、作業し始めた箇所を、改めて板金屋さんに現場で説明し、一緒におさめ方を再検討。寸法取りも。

スッキリしました。

この景色は恐らく40年振りほどだと思われます。

想定よりも、仕事量が増えましたが、その分完成イメージを考えると楽しくなります。

こういう場合、隠蔽部で増えた作業・工事に関しては、追加金をいただけるのが一般的ですが、請けた以上、その金額の中で、何とかおさめようと考えております。