小川名建設(株) 左官屋さん(外構)は、やはり、凄いや

先日、にわか左官屋のシーンをお見せしましたが、本日は外構工事にて、『ここの欠けた箇所を、直してもらえるかしら?』
外構屋さんの左官屋さん:「いいですよ」

他の現場へ行っている間に、すでに、薄塗りのモルタルを剥離させて、接着剤をつけていました。さすがに、早い。

NSハイフレックス HF-1000を使用されていました。

基礎刷毛引きのことを話したら、
『そういう、喰い付きの悪い箇所では、カチオンを使った方が、いいよ。それは大変だったでしょ! さらに、これこれこういう手法も・・・』
ヘエ~、すごいな。奥が深い。覚えきれない。【カチオン】の存在すら忘れていた。そうだった。(頭の中がいっぱいいっぱい)

モルタルにも、種類がいくつも。

こちらも、また違う製品。

それぞれの箇所によって、使い分けています。(それはそうですよね)

別の材と、砂を練り混ぜてモルタルに。

このぐらいの粘りでいいのか。

『小川名さん、置いていってくれたベニヤ使わしてもらったよ』

それは、万が一にと、端材を置いておきましたが、それで、急遽依頼されたモルタル塗りのため、コテ板を自作されていました。

弘法筆を選ばず

金ゴテが、自分の手以上に、素早く美しく舞うように、動いています。

モルタルがはみ出さないように、木片を器用に使い、

【思い切り】よく、ざっと平らにならして、

左官ゴテを、前後かえしながら、あっという間に、形が整形されていく。

ご近所の方と、話しているあいだに、エッジ部も仕上がり、あとは、刷毛引きの状態に。

ここまで、僅か15分ほど。しかも、私と総務部長が、機関銃のように話しかけ、対応してくれながら。速すぎる。

今日は、これだけしか持ってきていないけれど・・・と言いつつ、使い込まれた金ゴテ。

やはり、その道で生きてきた方は、凄いや。

また、センスが良いし、経験値から先を考えた無駄の無い動き。

自分がやってみて、大変だったからこそ、職人さんが日々積んできた経験を、心から尊敬してしまうのでした。