![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=330x1024:format=jpg/path/sfcdf8a3a6f897984/image/i0959399b06b5c3a8/version/1564042336/image.jpg)
窯業系サイディング横張りタイプの場合、基本的に縦目地部は、コーキングをしっかり除去して、打替えします。
(以前、金銭的に安く安くと言われて、増し打ちしてみましたが、コーキング部のひび割れ等が早く発生してしまいました)
窓廻り等は、一回目の塗装替え時は増し打ちといって、既存の上に重ねていきます。
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これがこれまで、頑張ってくれていたコーキング。ヒビはかなりありましたが、まだ僅かに弾力は残っていました。
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基本的に、良心的に施工している会社での物件では、接合部に、ハットジョイナーという下地金物が入り、ここではブルーのボンドブレーカーが、予め付いているので、建築では御法度の【3面接着】されないように、なっていますが、
写真のように、ここの物件では、一部、ブルーのボンドブレーカー(ジョイナー)が、末端まで入っていませんでした。
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コーナー部(役物)は、なぜか入っていなかったので、こちらも、ご覧のようにこの幅に見合ったボンドブレーカーを貼っていきます。(ニチバン製)
他の材料でできないのかな?と、仕様書を見ていたら、決してマスキングテープを使用しないで下さいと、書かれていました。
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こんな感じで、はがして、
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=330x1024:format=jpg/path/sfcdf8a3a6f897984/image/ibe49f01b3d46e579/version/1564042336/image.jpg)
少しづつ、貼りすすめていきます。
これで、3面接着から逃れられ、長持ちするコーキングとなります。
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コーキング、この現場では、変成シリコン1液型ノンブリードタイプを、20本。
変成シリコン(ウレタン)でないと、その上から塗装しても、じきに剥離します。シリコンは使ってはいけない。
ブリードとは、その中に含まれる成分が、悪さをして、塗装を溶かしたり、ベタツキ、シワを発生させたりする。
それを抑えるノンブリードタイプを選定しないと。
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コーキングの接着力を高めるために、プライマーという接着剤を使用します。
ここでは、窯業系サイディングと、変成シリコンコーキングと相性の良い、US-3を選定。
どちらも、同じメーカーで合わせた方がリスクが少ないので、ペンギンシールのもの。
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3Mの黄色のマスキングテープを使用。
私は、腰の強い紫色タイプを多用しています。
他のメーカーもいくつか試しましたが、流石は3Mといったところです。
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シャッターボックス上部もこのように、太めに増し打ちできるように、マスキング。
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窓(サッシ)際も。
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外壁と軒裏の繋ぎ目も、マスキング。
こうして、他に換気フード廻り等すべてを、外壁の形状に極力近づけた整形をしながら、コーキングしていきます。
※換気フード下部や、水切りと外壁の接続部等、雨水が外壁内部に入った際に、水が排水する出口を、コーキングしてしまうと、窯業系サイディングは水を長時間含んで、ボロボロになってしまいます。