MILIME:新型コロナ(COVID-19)同系統ウイルス不活性化率95%以上らしい

株式会社ミライムが、ローラー施工しっくいとして発売されているMILIME(ミライム)。

㈱ミライムは、創業約100年の漆喰製造メーカー、田川産業株式会社を本体とする会社。
大坂城や、熊本城、歴史的建造物等、実績多数。(良質な日本国産 石灰石使用)

既存クロス壁に、アク止め、専用下地調整剤をローラー塗布後、1回目のローラー塗装。

2時間ほどで乾いてから、2回目を塗ります。

水での希釈率が、0~2%なので、粘度が高く、ネバネバと音をたてながら。

これが、ミライムの現物。

施工2日目に、塗り終わったばかりの壁・天井。

前日はアク止め材が少々臭いましたが、翌日夕方には、空気が清々しく感じ取れました。

3日目に他の作業で伺ったところ、家には当然の生活臭を、まるで感じられませんでした。


壁付けライトに照らされた、ゆず肌調のしっとりとした風合いに仕上がっています。

MILIMのカタログ・行平 史門さんの動画から・・・(まとめ方が違っていたら、ご指摘お願いします)

・抗菌、抗抗ウイルス性
イギリスの専門試験機関にて、ミライムの上に、新型コロナ(COVID-19)同系統ウイルスを付着させて実験したところ、1時間で90%、2時間で95%以上減少(不活性化)したようです。(カタログでは、不活性化率97.5%)

・防カビ性
しっくいは、pH12.5の強アルカリ性からくる抗菌作用により、アレルギーなどを引き起こすカビが繁殖できません。また、適度な換気によってカビを餌とするダニを抑制し、ダニが原因のアレルギー対策にも効果的です。

・調湿性&消臭性
しっくいには細かい無数の孔(あな)があり、湿気を吸収・放出することで季節を問わず快適な湿度にコントロールします。(行平 史門さん曰く、調湿性は珪藻土の方が上)
また、この多孔質の表面は、湿気だけでなくニオイ成分を吸着して無臭化する作用もあります。
結露や過乾燥を防ぎ、ペットやタバコ、洗濯物の生乾き臭などを抑えて、快適な室内環境をかなえます。

・不燃性
しっくいはほぼ無機質で、建築基準法第2条第9号において不燃材料に認定されており、内装制限のある室内にも使用可能です。お城や蔵、武家屋敷の壁など、歴史的にも防火性能・耐火性能が高く評価されてきました。また、空気層のある多孔質のため、断熱性にも優れています。

しっくいが固まるメカニズムは、主原料である消石灰が、壁に塗られた後、空気中の二酸化炭素を吸収する事で、自然の力で塗り壁材として、壁になることができます。

表示されていた、しっくいの化学式

【石灰石(炭酸カルシウム)CaCO3】
約1000℃で加熱(二酸化炭素CO2放出)
【生石灰(酸化カルシウム)CaO】
水H2Oを加えて消化
【消石灰(水酸化カルシウム)Ca(OH)2】
糊(のり)とスサを加えて(しっくい)に
【しっくい Ca(OH)2 しっくいを塗る際に加えた水(H2O)は乾燥段階で蒸発】
空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して硬化

今回、塗装屋さんの施工時、マスキング・マスカー・ビニール養生をしっかり行い、夕方以降はお客様が滑りにくい養生をして、ご協力いただきました。

ミライムを施工して・・・
乾燥過程で、下地のビニールクロスを引っ張る可能性があるため、様子見のため、補修時用ミライムを保管してもらっています。

漆喰は、日本の建築において古来から伝わる材料で、ある実験ではホルムアルデヒドを分解する力があると聞いたことがあります。実際に、プライマーがまだ今ほどの強度で無い頃、外壁の矢切り漆喰部に塗装したところ、パリパリと塗膜を剥離させてしまった苦い経験があります。

また、10年ちょっと前に、内装壁を漆喰のコテ塗り仕上げをさせてもらったお客様が、
『やはり、漆喰にしてよかった』と、実感を込めて話されていました。
事実、空気が清らかです。

※ミライムに興味ある建設業の方へ:SEDIA(渡辺パイプ)さんで購入できます。