崩落しない鉄骨階段を作るために

ここの敷地状況に合わせた鉄骨階段を、寸法の狂いが無いように製作したかったため、アングルを仮止めして、正確な採寸。

そうして完成した鉄骨階段。

工場で寸法通り、強度をかさ上げして、製作してきた階段部と、手摺り等を現地で溶接・取付け。

錆び落ちるのが間近だった踊り場。

これを補強。(この写真は仮の溶接状態)

上部既設の500㎏近い鉄骨階段を支えていた柱も、危険だったため、ついでに補強溶接。(錆止め塗料の状態で撮影)

八王子で崩落してしまった鉄骨階段の犠牲者に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

我々の仕事は、命を預かる仕事であると自負して、必要以上の強度を担保しなければならないと考えます。

昨年落下しかけていた鉄骨階段踊り場を、緊急依頼で補強して、いまだにそのお金(その他工事代も)を1円も支払ってくれない方もいましたが(経営上は全く問題ありません)、当面は落下して人身事故が起きていない点においては良かったと安堵しております。