フローリングの重ね張り

床がたわんでいたので、フローリングの重ね張り。


新しくフローリングを張る前に、強度を増すためにビス打ちをしました。

既存の市松模様のフローリングの厚みは一般的な12ミリではなく、15ミリ厚。
湿気を気にされていたので、タイプ1の合板を使用。

マッサージチェアの下は強度を増すために、開口して新しいベニヤ。

12ミリのつもりで、電ノコを走らせたので、こんな状態に。

以前のフローリング材、ボンドが根太にシッカリ効いていて、剥がすのに一苦労。

広縁から、連続性を持たせて。

既存のドアをそのまま再使用の為、12ミリ分アンダーカットして対応。

ボンドを付けて、フィニッシュで。

リビング入口のフラッシュ戸も、下框の高さがあったので、アンダーカットで。

このように。

床下点検口は、評判の良いJOTOの気密型点検口。
縁が丈夫な樹脂製の為、冬場にヒヤッとしません。また、ストッキングが伝線しにくいようです。

フタは、表面に新規フローリングを納められるタイプを推奨。
全体に同じ柄の方が、見栄えがいいので。

新たな開口を開ける場合、その周囲が強度的に弱くなりやすいので、根太をガッチリと補強していきます。

床下から。

掃き出しサッシ際の収まりは、木製、MDF製でスロープ形状、アール型当色々とありますが、専用のL型アルミアングルにしました。

下手にスロープにすると、滑って転ぶ可能性がある点と、スロープ材の幅が案外と広いため、使える空間が減るので、掃き出しの出入りは、逆に上がっていると、脳に覚えてもらい、その分足を上げる動作に慣れてもらう戦法。

廊下からのイ入口は、ノダの専用部材で。

今回の工事で、強度を高めることができましたが、
一方で、以前の市松模様のフローリング材、
とても手入れがされていて、しかも良い感じの飴色の艶が【味】な素敵な床でした。

今回も、突板(表面が天然木)フローリングを使用しているので、可愛がって味を出されて下さい。
近頃は、シート張りタイプのものが多いフローリング。最高に良い時は、最初。あとは味が出る訳ではなく、劣化していく方向性にあります。