重ね張りできる【電気式床暖房】(日本製) 施工中

現在は、電気代が高騰していますが、お客様のご要望を叶えるために、
・重ね張りした際に、段差が極めて少なくてすむもの
・すぐに温まるもの
・一時期、給湯器が品薄で交換まで、異常に時間がかかった点への対策(メンテナンス性)
・イニシャルコスト(初期投資)が低いもの
を一緒に検討した結果、最新の電気式床暖房システムを採用してみました。

これまで、床暖房と言えば、ガス温水式をお薦めし、施工してきましたが、

この電気式パネル、選択肢の一つになりそうです。

非常に薄いうえに、多少の水にも強い仕組み。

これまでの床暖房では、キッチンに立たれる方の足下(足先)が冷えるのが難点でしたが、
この上から、フローリングを貼るうえで、ギリギリのところまで攻めても大丈夫(フローリングの歪みが出ないか心配)とのことで、大工さんの施工が出来る範囲まで敷き詰めてもらいました。

スリーエステクノ(株)さんの【床暖だん】

遠赤外線で身体の芯から温まるシステム。
20年保証。
リフォームにも対応可能。
メンテナンス不要。
そして、誇らしげに『日本製 STSヒーター』
と、商品に印刷されています。
鳥取県の工場で作られているそうです。非常にコンパクトに梱包されているので、施工場所により、飛行機で運ぶこともあるそうです。

2部屋施工の為、単相200Ⅴの回路が2つ必要なため、先行して、電気屋さんに余りのブレーカに200Ⅴを接続し、床下配線(ベタ基礎上ではなく、土台に止めていきながら)で、リモコン・コントローラーまでFケーブル施工。

仮運転をしてもらい、問題も起きずに無事に暖まりました。
それにしても、瞬発的に温度が上がります。
(MAXで稼働してもらうと、エアコンとの併用運転では、大元が40Aではきつそうです。使用方法が人それぞれの為、60Aにされた方が良さそうです)

朝日ウッドテック(株)のアネックススーパー6を重ね張り。
専用スロープ見切りも用意しています。
実際の厚みは、6.1㎜。床暖房兼用商品です。

昭和27年設立の歴史ある会社です。

フローリング形状を複雑に加工しなければならない、キッチン側から貼りすすめます。

当社大工さんの仕事は、いつも綺麗です。
器用なんでしょうね。

年末までに、キッチン側は完成しました。
年始は5日から、作業しました。

床暖パネルヒーターと、重ね床フローリングの納まり状況。

写真では、わかりずらいですが、確かに、6.1㎜厚のようです。

重ね張りのガス式床暖房 施工風景は、こちらから。

立ち上がりが、何せ早い。

一応、住環境コーディネーターの立場から、
『これって、廊下や、トイレ、洗面脱衣所等、ヒートショックが起きやすい場所にこそ、いいのでは?』

「よくぞ、理解してくださいました。実は、居室だけでなく、廊下、トイレ等での需要が高いんです。パネルの大きさも幾種類も用意していますので」
と、力強い返事がかえってきました。