水回りの商品は、安価なものから、際限のない高価なものまで、様々なものがあります。
【安かろう、悪かろう】は、後々困るので、避けたいところですが、ある程度お求めやすい商品で、メンテナンス性・コスパ・後々の見切り時期等を考慮した商品選定が、大切な場合もあります。

TOTO Bシリーズの洗面化粧台。
掃除がラクな滑り台ボウル、陶器と違って物を落としても、割れにくい人工大理石製、水栓だけの交換もラクなエコシングル混合水栓、曇り止めミラーが付いてきて、非常に高額な商品と比較しても、使用上の遜色はありません。
しかも、こちらでは嬉しいワイド600㎜(60センチ)タイプ。
➡この幅しか入らないご家庭は、非常に多い反面、選択の範囲が非常に狭かったですが、近頃、メーカーも少しその辺りへの対応をしてきています。
ちなみに、向かって左側の壁は、水撥ねで困られていたので、キッチンパネルを取り付け、お掃除ラクラクになりました。

新築時から頑張ってきた洗面化粧台。
ホーロー製ゆえに長持ちはしましたが、金物取付け部からサビが。
水栓も交換の幅が狭い台付き混合水栓。
Z世代では、死語かも知れない『朝シャン』を、洗面化粧台でやられる方もだいぶ少なくなったのではないでしょうか。

便器も、おそらく一番売れていて、安定性が高いTOTOのQRシリーズ。EXシリーズは、これより一つ上のグレードですが、少しデザインが違うので、それはお客様の好みの問題。
便器・タンク・ウォシュレットと、3つのものを組み合わせしていますが、一体型だと困るのが、先々の逃げ道(選択肢)が減る点です。
一般的に最初に壊れて、直しつつも、引導を渡さなければならない時が来てしまうのが、ウォシュレット(シャワートイレ)。
このように、組み合わせ式だと、便器・タンクは長持ちする傾向にあるため、それを残しつつ、ウォシュレット付き便座のみを交換すれば良い。(取付け部材もよほど旧式にならなければ、交換対応を前提でメーカーも作ってくれています)
ちなみに、ウォシュレットは、S1。
より洗浄力に優れる次亜塩素酸水で、便器をシャワーしてくれるアプリコットという上位機種も魅力的ですが、この商品でも充分で、汚れが付きにくいシャワーをしてくれます。

排水芯が近頃の200㎜ではないため、リモデル便器を選定しましたが、その際、排水の塩ビ管に接着剤が付いておらず、簡単に外れてしまいましたが、
この施工では、水が僅かに撥ねるようです。
どうりで、コンセント周りが劣化していたのですね。コンセント交換は事前に見積もっていたので、追加はありませんでした。(ただ、アーズが最初からなかったため、そして、アース工事は必要ないとの要望から、アースは以前同様に、ないですが。本当はあった方が安心)

キッチンのシングルレバー混合水栓も、本体が疲れ始めていたので、交換させていただきましたが、
写真の交換前の水栓が、【グラグラして・・】とお聞きした際、裏から覗いてみたところ、

あれ・・・、裏から止めていただろう金物が無い。
『それなら、これのことかしら?』と、以前に扉を開けた際に、転がってきたという金物を受け取り、
【あっ、これっぽいですね】と、
取付けてみたところ、ぴったりでした。グラつきも無くなりました。
それにしても、そうして外れてしまったのだろうか。
当社は、そうならないように、施工していこうっと。