鉄骨屋さん、フル稼働

数日前に、とある鉄骨屋さんから電話。
『何か、仕事無いかね!』
他に鉄骨屋さんを3社、確保してる中で、常にベストタイミングで電話をくれる鉄骨屋さん。
「こんな、小さな仕事ですが、2現場、一気にやってもらえますか?」
『ありがたいね』 そんなやりとりの末、いざ現場。

まずは、保土ヶ谷区の現場。

お客様からのご要望は無かったのですが、鉄骨階段も含めて塗装替えするにあたり、鉄骨手摺りの付け根(足元)が、錆びてポッカリと穴が空いていたため、そこを補強溶接。

施工後は、少々グラグラしていた手摺りが多少頑強になりました。

実は、この作業前に、イレギュラー。

鉄骨屋さんの持ってきた、ウェルダー(溶接のための発電機)が、動かない。
色々と点検、分解して、プラグのソケットレンチの径が合わなかったため、19㎜と21㎜を購入してきて、外して、プラグをブラシで擦り、
さらに、プラグの火花が弱かったため、当社のトラックのバッテリーにキャプチャーを繋げて、始動!

ところが、残念。
 『ダメだ。基本的に、これ壊れてるよ。旭区下川井町の横浜レンタルで、借りてこよう!』
結局、始められたのは、11時近く。

実は、さらにその前段階にて、塗装屋さんと鉄骨屋さんが車を入れ替えていた際に、鉄骨屋さんが持ってきていた錆止め塗料が、段差でバウンドして、道路にこぼしていたようで、

我々が到着するなり、ご近所の方々に、
『ゴメンナサイ!』と謝りながら、シンナーで、道路の拭き取り作業。

周囲の方々に影響が無くて何よりでしたが、皆様、申し訳ありませんでした。

気を取り直して、旭区の現場へ移動。

物置を置かれている鉄骨(角鋼)が、思った以上に薄肉の鋼材で、サビで、よもや落下間近の状態。

先ずは、下側内周をL型アングルを溶接して、デッキプレート(銀色の床部分裏側)が、落下しないように、溶接作業。

こちらは、手元に徹しましたが、熱いは、重たいは。

でも頑張らねば!

お客様にあまり負担を掛けられないながら、万が一のことがあっては心配で眠れないので、この写真以上に補強作業を行い、

結局終了したのは、18時30分。

お客様、ご近所の方々、鉄骨屋さん、本当にありがとうございました。

溶接面(火花を直視しないように)を、要所でしていましたが、次の日は、目が霞がかっていました。

亡き父も、様々な発電所のタービンを造っていたため、いくつもの溶接の免許を持っていて、溶接オリンピックで表彰されていただけあって、常に火傷の痕跡がありました。
息子の自慢としては、SEIKOの時計のガラス面が、溶けていた事。

あのオヤジから、熱いとか、痛いとかを、聞いた記憶が無いな。
今さらながら、私を産んで、育ててくれたことに感謝です。小川名英次さん。