ウッドデッキ、キシラデコールで防腐防虫処理

以前に、修繕したウッドデッキ。

想定以上に、色落ちが激しかったので、防腐・防虫効果の高い、キシラデコールを塗り直しました。

塗装前。

以前に、元々のウッドデッキの基本構造を活かしつつ、防腐・防虫剤を加圧注入した材木を使用して、木材部、金物等をやり替えましたが、時間の経過とともに、日当たり、雨掛かりが強烈な土地だった為か、想像以上に劣化が早かった。
(そのままでは、こちらも納得いかなかったのでキシラデコールを塗装)

サッシ廻り、金物等を養生しつつ、塗装中。

少々高額な人工木材を採用するか悩みましたが、今後のメンテナンスを考えると、人工木材のお薦めも、検討の余地に入れなければいけないかなと・・・。
また、屋根があるウッドデッキの新設・増設は、厳密には建蔽率・容積率等の関係から、そもそも確認申請が必要ですが、それが4月の法改正により、『厳格化』されたため、物置、カーポートも含めて、法令順守の立場を、今後ともお客様にお伝えしていかなければならない状況にあります。(当然、新規では法律と照らし合わせながら、進めておかないと、お客様にもご迷惑が掛かるので)

今後も、既存の濡れ縁やウッドデッキの修繕はしても、新規での設置に関しては、屋根・柱で覆われていないものを、実質的にご提案すべきで、屋根がなく風雨・紫外線による劣化速度の速いものに関しては、材料の選定に注意していきます。

物置・カーポート等新設の依頼に関しても、施工できないと決まっている訳では無いながら、確認申請を提出する手間代が掛かる点、母屋の建物が現行法に照らし合わして、不適格な場合は、その箇所の修正をしなければ確認申請は通りにくいので、多額の費用負担が掛かる場合があり、さらに、建ぺい・容積率的に超える場合は、実質、難しいと思われます。
お客様(建築主)も以前と状況が変わってきているので、そのあたりをシッカリと伝えなければならない。
違反の指摘があった場合、罰則が施工者に掛かってくると同時に、お客様は、その建築物を解体・撤去して、現状復旧しなければならないという可能性が少なからず考えられるので、
法令順守を、それぞれに認識しなければ。(我々は、法の番人ではないけれど、一般の方々にお伝えする義務があります)

そのためにも、計画・施工側の我々は、建築士会における法改正の情報確認、勉強会等で勉強を続けなければ、お客様の資産を守れないと考えております。